極端すぎる変化、でも本当です

栽培されている環境を、サボテンたちは認識していると思います。
たかが植物といっても、その能力には、すばらしいものがあります。
今日はそんな一例を・・・

話は急に変わりますが、たまに年1回くらい私saborichも、
Yahoo!オークションなどをのぞいてサボテンを探すことがあります。
でも、オークションで競るのはあまり好きでないので、
ほかの人が入札しそうもないものに札を入れます。
安く買えますしね。
以前、ギムノのバッテリ3本が寄せ植えされた鉢がオークションに出ていました。
自分だけが入札していたので手にすることができました。
健康そうなかわいらしいバッテリが一度に3本です。

さっそく信州のハウスで栽培がスタートしたのですが、
暖かい地方で育った気性だったらしく、信州の湿度の低い
日差しの強い気候が気に入らなかった（過酷すぎた）ようです。
ぜんぜん大きくならず、むしろ縮んでいく感じで、
最初の健康そうな姿からは遠ざかっていきました。
自分の栽培方針は、水は少なめ、日差しは強い、
温度も高いという条件です。

ギムノはもともとそんな条件はきらいですが、
南国育ちにとってはなおさら堪えたのででしょう。
冬の水切りは、相当きつかったと思います。
昨年の冬の終わりに水やりを始めたころは、
下のような無残な姿となりました。
3枚の画像は、それぞれのバッテリなんです。

2011年3月15日

一枚のサボテン？干からびてしまったようです。
はたしてこんなので、水を吸うのか？

2011年3月15日

こちらもペタンコ。

2011年3月15日

水やりの初日の姿です。つぶしたみたいにペタンコ。

可哀想なことをしたと、大いに反省しました。
栽培方針を変えました。
遮光の強い、日影のような場所で、温度も上がらない場所に移し、
水は多めにあげるという方針です。そんなこんなで1年余り経ちました。
でどうなったかですが・・・
現在のそれぞれの姿を下にアップしています。
どのペタンコが、どのサボテンになったのかは、
トゲやアレオーレの特徴で見つかります。
途中で、植え替えもして肥料もあげました。
（鉢は入れ換わっているかもしれません。
実は、画像は同じ順番で並んでいます）

サボテンは（植物は）、自分の好む環境が与えられると、どんどん姿を変えて、
元気になります。反対に、栽培する側の都合をサボテンに押し付けていくと、
サボテンはこじれて最後は枯れてしまいます。
早く大きくなれとか、いいトゲを出せとか、いろいろとやるとたいてい失敗します。
やはりサボテン君が主役なんですね。
いま目の前のサボテン君は、何を欲しているのかな、何をしてほしいのかなと、
サボテン君の顔色を伺いながら会話するようになっています。

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コメント 2

これはすごいですねー！！（＠＠）
一本刺のバッテリーはおせんべいのようｗｗ
よくここまで復活できましたよね。
やっぱりサボテン凄いです～～～～！（＾０＾）
キツイ環境だけど、枯れなかったってことは
無理ではなかったんですね。
無理ではなかったけど環境を変えたようで、
バッテリーとしてはホッとしてるでしょうね（＾＾）


by l-marsh (2012-06-24 08:22) 

そうとうギリギリのところまで追い込まれていたと思います。
春に水をやらなければ、たぶん昇天でしょう。
反省しました。ここまで追い込んじゃいけないと。

ちょっと矛盾しているのですが、花を咲かせるためには
この反対になります。
自分は枯れてしまうと思わせるくらいイジメる方が、
花つきはいいのです。
by saborich (2012-06-24 22:34)