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日の出丸系の稜数を数えた [生態]

品種によって稜数が決まっていること、しかも成長過程で稜数が
増えるのに規則性があるようです。
サボ友さんのコメントで気づきましたが、日の出丸系を観察してみると、
たしかに5稜、8稜、13稜、21稜と増加していっています。
気がつかないところで、成長のアルゴリズムがちゃんと作用していること、
とても興味深いですね。


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実生して形ができてきた日の出丸ですが、13稜です。


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もう少し大きくなった日の出丸でも、13稜が保存されています。


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径が14cmくらいの真珠の姿です。こちらもやはり13稜ですね。


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うちのハウスにいるいちばん大きな径17cm程度の日の出丸では、
21稜になっていました。成長過程で、13稜から21稜に増稜していたと
思われますが、その姿を見逃していました。
21稜の上があるとすれば、34稜になりそうですが、
たぶん径が30~50cmを越えたあたりと想像されます。
そんな日の出丸は見たことがないので、実際の上限は21稜でしょうね。


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金鵄玉の実生したばかりの顔ですが、5稜の形態が見えています。


sr20110924P1010418.jpg

もう少し成長すると、8稜に変化しています。


何らかのシンプルなルールに沿って増稜の方法が決められていると
思いますが、この辺は未知の領域ですね。
きっと、もう体がパンパンだよとシグナルが出て、
成長点の細胞分裂の方法に変化がおきると思っていますが・・・

なお、21稜の次は、34稜で、その次は55稜だろうと推察できそうなのです。
このような数列はフィボナッチ数列といって、前2項の数値を足したものが次に来ます。
0、1から始まると、
0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89・・・となります。
自然界には、フィボナッチ数列が数多く現れて、
ひまわりの種の配列や、花びらや葉の配列に関連しているといわれています。
サボテンよ、お前もか・・・と思っているわけですが。
たかがサボテンですが、研究の余地はたくさんあるものですね。





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