久しぶりの実生なのだ [栽培]
植え替えすら手が回らず、とても実生をするどころではなかった、というのが最近の状況でした。ちょっと余裕ができたし、受粉作業で、兜丸や他の種子もできたようなので、久方ぶりの実生です(と胸を張るほどのことではないですが)。
今年は、珍しく雪晃 の種子が採れたので蒔きました。数は少ないのですが今こんな感じ。
いちおうトゲもどきを出し始めています。もう雪晃 らしい細いトゲが密生しています(まだわかんないか・・・)
つぎは、金鵄玉の実生です。金鵄玉の豪刺タイプはそれは見事です。ひとつ挑戦してみようかと。太いトゲを期待しています。
殻が割れて本体が出てくると、すぐ根が伸びはじめます。不思議と天地の判断がつくらしく、根は地面を目指して伸び、本体は次第に立ち上がります。けっこう細かいひげ根がたくさん出るものですね。たぶん一本一本は、細胞が一列に並んだような非常にか細い構造をしているでしょう(と見てきたようなことを言い)。
実生していていつも思います。本体からひものように根が伸びますが、根は用土の中にしっかり潜り込んでいき、けっしてモヤシのように本体が用土から持ち上がって行くことはありません。 どうも根は何の支えもなく用土をつかんで、地下へと侵入できるのです。
さて、つぎは最も期待している大疣系兜×スーパー系兜の交配種子の実生です。まず親たちの紹介から・・・
大疣系の兜丸。
スーパー系の兜丸。
互に受粉させたので2種の種子ができました。 まずはじめは、母:大疣×父:スーパーです。
つぎのが、母:スーパー×父:大疣です。
母方に似るのか、父方に似るのかはいろいろだと思います。両方のうちで優勢な遺伝子が表に出てくるはずです。それに親自身が純血ではなく雑多な遺伝子を持っていると思います。何が出るのかはやってみないとわかりません。 これまでの感じとしては、母方に似る子供が多いかなと思いますが。さあ、楽しみです。
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サボテンの赤ちゃん可愛いですね!
saborichさんは実生の用土はどのようにしてますか?
私は普通の用土の上に赤玉細粒を使ったのですが発芽した後、根がうまく潜らず楊枝で手伝ってやりました。
種蒔き挿し木用土を使った鉢は根はうまく潜るんですが苔が生えやすいようです。
実生から育てるのは手間はかかりますが楽しくて病みつきになりそうです。
でも順調に育った後の置き場を考えるのが怖い(;一_一)
by ジョーイ (2010-08-19 23:32)
そうですね、実生にまつわる気持ち、よくわかります。順調に育つと植え替えごとに鉢の数が倍々になっていくので、これからどうなるのだろうと心配になります。たくさんの種子を蒔くことは最近しませんね。
用土はいろいろなものを使っていますが、挿し木用土が雑菌がない感じでいいかなと思います。画像にあるのは、ひとつは肥料なしの普通の用土、もうひとつは焼いた赤球細粒です。用土の差はあまり感じませんね。むしろ光の量が利いているように思います。今回は室内でやってます。
by saborich (2010-08-20 00:00)
それほど用土は気にしなくてもよさそうですね。
ランポーを植えかえようと鉢から抜きあげたらこぼれた種子から発芽したらしい赤ちゃんがいくつかありました。
今はほとんど水やりしていないのに発芽したなんて不思議です。
スーパーと大疣の兜、どんなのができるか楽しみですねヽ(^o^)丿
by ジョーイ (2010-08-20 12:33)
知らないうちに種子から発芽しているのを見つけると、なんか得した気分になります。ランポー増えましたね。
自然界でもそうらしいのですが、種から発芽しているのはたいてい大きな植物の陰らしいです。親株の陰や、雑木の陰なんかですくすく大きくなって、やがて日向に出てしまうとか。
by saborich (2010-08-20 13:19)
こんなちびっこが上のようなサボになるんですもんね~(^^)
いろんなお顔のサボちゃん、今から楽しみですよね!
by l-marsh (2010-08-20 15:13)
3年くらい頑張って大きく育てないといけないですね。ときどき成長ぶりを報告します。
by saborich (2010-08-20 22:39)
>金鵄玉
刺出てきてきましたよ!
また写真載せますね(^^)v
一年後が凄く楽しみです。
あとはごじれないようにしないと・・・。
※多花玉も刺でてます~!
by NO NAME (2010-08-21 19:39)
おっ、早いですね。実生名人の素質ありかも?
でも油断せず、よく観察してくださいね。
色が変わったなとか、変化しないな、とか細かくです。
BLOG楽しみにしています。
by saborich (2010-08-21 22:12)