トゲの造形 [トゲの姿]
トゲの形態の話題です。それも日の出丸系のです。
なぜかというとトゲの一本一本が大きくて、観察しやすいのです。マミラリアなんかでは、とてもトゲの1本の観察は容易じゃないので、トゲの構造についてはよく見えません。日の出丸を眺めるたびに、そのトゲの造形の見事さに感嘆することしきりです。誰がこんなものを作ったのだろう?とつい考えてしまうのです。
実生の日の出丸の新しいとげの姿です。透明な先端部と赤い根元の組み合わせが、どこかすごいことをやっている感じがします。
こちらは別の実生苗ですが、トゲに横縞が入っています。なぜこんな形態をとるのか不明ですが、この縞々の構造により、刺さったものが抜けにくくなるのかもしれません。あるいはトゲの成長の年輪に相当するのかもしれません。
これは金鵄玉のトゲ部分の拡大です。新しいトゲがまさに緑味を帯びていて独特の美しさを見せています。
こちらは別の金鵄玉の苗ですが、やはり緑味を帯びた新トゲがキレイです。どういうメカニズムでこんな色彩が現れるのでしょうか。なぞはいっぱいありますね。
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2011-09-05 00:10
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コメント(2)
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日の出丸の新トゲの濃い紅色がいいですね。
金鵄玉の新トゲの根元は緑色なんですね。柔らかそうな感じです。
トゲの形や配置にはどんな意味があるのでしょうか?おそらく日の出丸たち自身にとってはこれがベストなんでしょうね。
by おたやん (2011-09-06 22:19)
トゲって、食害から身を守ったり、日よけにしているのでしょうけれど、その形態は実にさまざまですね。細かくてたくさんのトゲを身にまとう道を選んだマミラリアもいるし、数は少ないけれど太いとげで武装する道を選んだフェロもいます。
その一つ一つをじっくりと観察し、考察するのが、また楽しいのですが。
by saborich (2011-09-06 23:38)