トゲの美しさと不思議さ [トゲの姿]
サボテンがトゲという器官を作り出した仕組みはよく判りません。しかしそのトゲの詳細を眺めると、自然の造形の不思議さや美しさに驚きます。植物がこのようなものを生み出したその力に感嘆してしまうのです。
日の出丸のトゲの拡大画像です。右はちょうど伸び盛りのトゲの姿。左は成長を終えたトゲの姿です。完成したトゲの表面にある段々のひだが何のためにあるのか、なぜできるのかはまだ未知の領域だと思われます。トゲを伸ばす機構の中でこの段々ができるのか、あるいは蜜線の栄養素をトゲ表面に行き渡らせるためなのか、あるいは刺さったトゲが抜けにくくしているのか、謎ばかりです。
途中の境界線の役割もよく判りません。トゲの中で行なわれる成長の反応式だってわかっていないでしょう。でも何らかの反応が進行している境界部分だと思われます。
日の出丸の若い苗のトゲです。なんとも神秘的な雰囲気が漂っています。当たり前のようにこのような変化を引き起こしながら、サボテンは新トゲを出し成長していくわけです。
2011-06-13 01:03
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)
トゲの段々はまるで年輪のようですよね。連続的でなく、ある長さでまとめてトゲが生成されるから段々ができるでしょうかね。いったい刺座の中はどうなってるんでしょう。
それにしてもsaborichさんの日の出丸はキレイな色してます。
by おたやん (2011-06-13 22:02)
おたやんさんの言葉で、ふと思いました。昼と夜でひとつの段ができるのかも知れませんね。年輪は、夏冬で成長速度が異なるので年輪が見られますが、トゲの段々は昼と夜のトゲの成長速度が異なっていることに起因しているかもしれません。
日の出丸のきれいなところを画像にとっているわけで、いつもきれいということではありませんよ。
by saborich (2011-06-14 00:57)