鉢サイズの選択 [固定]
鉢の種類やサイズは何を基準に選べばよいのかに関しては、
2つの考え方があると思います。
ひとつは見栄えです。
つまりインテリアとしてサボテンと鉢を飾るわけですね。
もうひとつは、サボテンが元気にすくすくと成育するために選択する考え方です。
ここでは(もちろん)後者の立場で解説します。
生育に適した鉢の条件というのは、ほぼ決まってきます。
専門に栽培をやられている方や、農家や業者の方も、
ほぼこのスタイルに沿っているのではと想像しています。
その選択基準を列記してみます。
(1)鉢のサイズ(口径)
ほぼ、苗の径+2cm程度の口径
(2)鉢の素材、色
プラスチック製、色は黒
(3)鉢の形状
ラン用の縦長の鉢
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
補足の説明
(1)鉢のサイズ
サボテンにとっていい環境とは、用土に湿りけがあり、
水を吸えると同時に、根が呼吸する空気層があることだろうと思います。
根も呼吸して生きていますので、水がビチャビチャと鉢内にある環境では、
呼吸できずに根は詰まって、根腐れの原因となるはずです。
さて、大きすぎる鉢に植えつけられたサボテンは、
水やりのあとで、なかなか乾かない鉢内の環境に苦闘すると思います。
水やりの水分は、結局のところ鉢内で根に吸収されるか、
少量蒸発するしか消費されません。
大きすぎる鉢は根詰まりの元になります。
自分は、鉢のサイズと苗のサイズは下図のような関係に
なるようにしています。
つまり苗より1cmほど大きな口径の鉢を選びます。
★なお、鉢のサイズに関しては関連記事が下記にもあります。
よろしければご参照ください。
→鉢の大きさについての考察(2009/07/26)
→寄せ植えの効果(2014/01/26)
→鉢内の乾燥(2015/01/14)
(2)鉢の素材、色
プラスチックがいいと思われるのは、水を吸わないということです。
素焼きの鉢などは水が吸われて浸みてしまうため、その水分蒸発で
鉢が冷えます。根はできるだけ暖めたほうが活性が高いようです。
色が黒を推奨するのも、熱を吸収してよく暖まるからです。
また熱容量の点でも、プラスチックは暖まりやすいと考えてます。
(3)鉢の形状
これは経験的な知見ですが、鉢の長さ(高さ)が長いほうが、
水やり時の水はけがいいようです。水柱の長さによるものと
考えてます。その分、新鮮な空気の吸い込みがおこなわれると
思います。
★なおアップした栽培法記事は、ブログの左サイドメニューに
固定記事としてリンクを張っています。
仙人掌CACTUSさぼてん
■画像をクリックすると、「saborichの画像」の別サイトで、
拡大した迫力ある画像ご覧いただけます。
「ブログ」ボタンで戻れます。お試しください。
にほんブログ村
サボテン ブログランキングへ
コメント 0